縮小傾向がなかなか収まらないホームクリーニング総需要額は、2019年、3年ぶりにプラスとなった。しかし増加率はわずか1.4%、1世帯当たりでは0.5%の伸びでしかなかった。そこへ2020年に入ると、新型コロナウイルス感染症が発生、またたく間に世界中に拡散した。繁忙期は厳しい対応を迫られ、その後も厳しい状況が続く。
厳しいホームとは対照的に、インバウンド需要の急拡大などに伴い好調だったリネンサプライ業界も、一気にブレーキがかかった。インバウンドは実質ゼロとなり、国内需要も自粛が続く。
夏になっても収束の兆しが見えない新型コロナだが、全ク連や日本リネンサプライ協会など業界団体はホームページに特設ページを開設、拡大防止に向けた対応策の提案、各種の経済的支援策の紹介を行っている。そこで今回の巻頭特集は、新型コロナウイルス感染症対策をまとめた。
また、 クリーニング業界に限らないが、我が国ではいまだに「契約」というものに重きが置かれないきらいがある。しかし、ネット通販などこれまでになかった取り引きの登場と拡大、流通や労働を含めた経済のグローバル化の進展に伴い、たとえ限られた地域での商売でも「契約」というものにしっかりと取り組むことが求められてきた。
巻頭の第2特集では、クリーンライフ協会がまとめた「モデル雇用契約書」とともに、全ク連が長期間放置品対策の一環として作成した「モデル営業約款」を取り上げた。(はしがきより抜粋)
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